--- title: 会計情報のインデックス化 description: あなたの財務データを、まるで Google 検索するように自由に探索するための仕組みです。 public: true roles: ["admin", "product", "board"] --- # 会計情報のインデックス化 Orchestor は `Ledgerbase Indexing` という、一言で言えば **「あなたの会社専用の Google 検索エンジン」** として、会計情報の検索エンジン機能を備えています。 Web の世界に Google があるように、Orchestor はあなたの会社のあらゆる財務データ（仕訳、請求書、チャット、メモ）をインデックス化し、いつでも瞬時に、まるでググって検索するかのように AI に自然言語で相談し、関連情報を検索できるようにします。 ## なぜ「Google のような検索」が必要なのか？従来の会計ソフトでの検索は、まるで「図書館の索引カード」のようなものでした。「日付」「勘定科目」「金額」といった決まった項目を知らなければ、目的の情報には辿り着けません。 Ledgerbase は違います。Google 検索のように、曖昧な言葉でも、関連する情報を組織全体から探し出してきます。 **「指定した引き出し」しか開けられない** 「日付」や「勘定科目」のフィルタを**ペコペコと何度もクリックして選ばないと**、目的のデータに辿り着けません。 - 複数のプルダウン操作が必要で面倒 - 摘要が完全一致しないとヒットしない - 仕訳データしか探せない（チャット等は別） **「検索窓」ひとつで全てが見つかる** Google のように、**検索ボックスに曖昧な言葉を入れるだけ**で、関連する全ての情報が瞬時に表示されます。 - 「先月の大阪出張」のような自然な言葉でOK - 「接待」→「会食」のように関連語も推論 - 領収書(PDF)やチャットも横断検索 ## 実際の検索体験あなたが検索窓に「**先月の A社プロジェクトのコストが高い原因は？**」と入力したとします。Orchestor は以下のように振る舞います。 Google があなたの検索意図を汲み取るように、Orchestor も「高い原因」＝「異常値や、通常と異なる支出を探している」と理解します。仕訳帳だけでなく、**インボイスのPDFの中身**、**Slack での「A社」に関する議論**、**経費精算の備考欄**など、あらゆる場所を一斉に探します。単なるリストではなく、最も関連性の高い情報をセットで提示します。 * 「サーバー費用の請求書（PDF）」 * 「エンジニアによる増強作業の報告（チャット）」 * 「該当する仕訳データ（帳簿）」 ```mermaid graph TD User[あなた] -->|「A社のコストについて教えて」| Search[検索窓] Search -->|意図を解釈| Engine[Ledgerbase Engine] subgraph "あなたの会社の全データ資産" Engine -->|検索| Journal[仕訳データ] Engine -->|検索| Invoice[請求書・領収書] Engine -->|検索| Chat[チャット・議事録] end Journal --> Result[検索結果] Invoice --> Result Chat --> Result Result -->|「サーバー増強が原因のようです」| User ``` ## 仕組み裏側では、Google のロボット（クローラー）と同じような仕組みが動いています。 1. **収集**: あなたがアップロードしたファイルや記帳したデータを、Orchestor が自動的に読み込みます。 2. **整理**: 読み込んだデータを、AI が検索しやすい形（インデックス）に整理して保存します。 3. **提供**: あなたの質問に合わせて、最適な情報を瞬時に取り出します。 ## プライバシーとセキュリティ Google 検索は世界中の情報を探しますが、Ledgerbase は **「あなたの法人アカウントの中だけ」** を探します。あなたのデータが外部に公開されたり、他社の検索結果に出ることは絶対にありません。あなたのデータが、AI モデルの学習に使われることは一切ありません（Zero Data Retention）。 Google Workspace のように、アクセス権限のないドキュメント（例：役員報酬の明細）は検索結果に表示されません。 ## 利用開始特別な設定は不要です。Google が新しい Web ページを自動で見つけるように、Orchestor も新しい仕訳やファイルを自動でインデックスに追加します。 - **新規データ**: 新しい仕訳や請求書が追加されると、即座に検索可能になります。 - **更新**: 過去のデータが修正された場合も、自動的に最新の情報に更新されます。 `robots.txt` で検索除外を指定するように、特定の機密プロジェクトや個人情報を検索対象から除外することも可能です。